アルテピアッツア美唄~冬
お早うございます。
今朝の札幌は、白い空です。
ここ数日、ブログをお休みしましたが、とても素敵な毎日が続きました。
まず、昨日のことからアップしますね。
ベランダから望む藻岩山です。
穏やかなお天気・・・
数日前から当日まで、お天気や高速道路の情報を確認していました。
冬のアルテピアッツァ美唄・・・ 決行です !!
途中、岩見沢付近ですごい吹雪。
道路状況も湿った雪が積もっていました。
凍結注意や50㎞規制の電光掲示板を見るたび、
安全運転、ゆっくり落ち着いて・・・と呪文を唱えながら・・・。
追い越し車線の車が次々通るたび、
バシャ~、バシャ~と雪しぶきがフロントガラスを覆い、
その音と雪に、「キャ~~」と叫ぶ私でした。
ディズニーランドのスリルあるアトラクションを続けて乗っている感じ。
でも、雪が激しくないところでは北欧のような景色が広がり、
現実とかけ離れた別世界を楽しめましたよ。
美しい世界に、到着です。
まず、カフェで温まりましょう。
カボチャスープとぽこぽこパン、珈琲。
窓から見える景色に、心も温かく。
時々、樹の上の雪がドサッと落ちます。
ぱらぱらとした雪の余韻もきれい・・・。
さて、長靴をお借りして、外へ出ましょう。
大きな粒、ワタのような雪。
白い空を見上げながら歩いていると、身体が軽くなっていくよう・・・。
雪の持つ神秘性を感じながら。
赤い屋根のカフェと針葉樹の雪景色は、まるで絵本の世界。
雪を踏み分け歩くと、安田 侃さんの彫刻が現れる。
季節の背景が変わると、又新しい発見がある。
森の入り口のようでもあり、
それは自分の内面への扉のようでもあり・・・。
葉が散ったプラタナスの木には、
クリスマスオーナメントのような実がたくさんついていました。
ゆらゆら揺れてかわいい。
静かに静かに降る雪は、周りの音さえ消してしまう。
話し声も小さくなって、会話さえ必要性がなくなっていくようです。
雪が激しくなってきました。
あの緑一面、紅葉の彩りが幻のように・・・。
校舎の中のギャラリーには、写真が飾られていました。
なかずみ ひとしさんの写真展 《 樹 》 《 咲 》
雪景色の中で凛と立つ二本の樹、バックカントリー・スキー(歩くスキー)で
3年間通い撮りためた写真の中から30点を展示してありました。
作者の想いを感じる素晴らしい写真の数々。
この広い空間に、数人。
何と贅沢なことでしょう。
冬の雪景色は、デコラティブだった自然の姿を削ぎ落とし、
もっともシンプルな形にしていく。
安田 侃さんは、美唄の出身。
原風景と作品が呼応している。
雪を少しすくって、固めていったら、
Snow Heart が出来ましたよ。
アルテピアッツァ美唄では、《こころを彫る授業》として、
大理石に自分自身の心を彫るという授業をしています。
いつか参加してみたいと思っていますが、
今回は、雪でこころを表して。
一周して、もう一度カフェへ。
ホットミルクと桃のタルト。
「ありがとう」の気持ちを残して。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
帰りは、嵐の海と、空の上を車で飛んでいるような天候でした。
まるで、現実世界へのテレポーテーションやタイムマシンに乗ったら、
こんなふうな映像で描かれるのではという体験。
以前伺った時に、スタッフの方から「冬のアルテも良いですよ」と。
その言葉が、幾度も心に残響していました。
行き帰りの道路事情を差し引いても、何故か強く惹かれる。
札幌にいらした佐々木 薫先生に、是非冬のアルテを散策して頂きたい。
白い世界と幸せな時間を過ごして頂けて、本当に良かったです。
・・・ 《冬のアルテ美唄引力》に導かれるままに。
秋の様子はこちらをご覧ください。
「グリーンアーチ」のホームページはこちらへ。
人気ブログランキングへ どうも有難うございます。
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