緑の木陰で、本を読む

2014年1月15日 (水)

「ターシャの庭」

 

    → 1月4日の続きです。

 

     Heab Cafe 《ST.JOHN’S WORT》 

     気に入ったポイントは、植物が置いてあること。

     中でもオリーブ。 葉が小さく密集していて、とても素敵。

     そして、置いてある本。

     ガーデニングに関するもの、心が和みそうな本。

     佐々木 薫先生のアロマテラピー紀行もありました。

 

     その中で、「ターシャの庭」を手に取りました。

     ターシャの本は一時期読んだのですが、この本は初めてでした。

     たぶん・・・その頃も手に取ったかもしれないですが、

     読むタイミングとして、今でしょ (*^m^) だったのです。

 

 

                Photo_3

 

      この本は手元に置いておきたいと思い、購入しました。

      ターシャは1971年、56歳の時に憧れていた土地に出会ったそうです。

 

      まず、1年目に納屋と温室を作り、

      土地を耕し、何年もかけて理想のガーデンを造っていったのです。

 

      ‘人生は短いんですもの。やりたいと思うことがあったら、

       やったほうがいいのよ。’

 

 

       ‘庭は一夜にして出来るものではありません。

       最低12年は辛抱が必要なのです。’

 

 

       ターシャの土地は30万坪。私の土地はほんのわずか。

       でも、夢は大きさではなく、根底にある幸福感は同じ。

       身の丈に合うその場所に、出来る限りの夢を実現させたいと思います。

 

 

       昨年は、四季の移り変わりを眺め、大まかな図面を考えました。

       今年はそれを具体的に決めていきたいと思います。

       そして来年、着工する予定です。

 

 

       この夢は私一人で出来るものではなく、

       家族と話し合いながら一歩ずつ進めたいと思います。 

 

       今は何もない土地に、小さなサロンと小さなガーデン。

       心に描いている形が、本当に実現していく喜び。

       旅行に出るときと同じワクワク感がありますね。

 

 

       この本は、ガイドブックやテキストとしてそばに置き、

       ターシャのアドバイスに耳を傾けたいと思います。

 

 

 

              Greenarchlogo_big_3

         「グリーンアーチ」のホームページはこちらへ。         

  人気ブログランキングへ   どうも有難うございます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年2月 4日 (月)

本の森

        

    車で行きたかった所のひとつ、札幌中央図書館。

    以前住んでいたときはよく通っていたけれど、本当に久し振りです。

    図書館は元々好きな場所なのでワクワク。

    

    ロビーの一角に出来た《元気カフェ・本の森》

    帰りに寄りましょう。

    たくさん立ち並ぶ本棚・・・まるで本の森ですね。(良いネーミング!)

    森の中を歩く、立ち止まる、眺める。

    気に入った葉っぱやドングリを集めるように本を選ぶ。

                  

    一人10冊までの本を借りて、大満足。

    駐車時間が1時間と決められているので、

    カフェに寄る余裕がなくなったのは残念でした

    木の椅子やカウンター、広い窓からは雪景色。

    次回は是非立ち寄りたいと思います。

                       

    カウンセリング、マッサージ関係、植物画、イングリッシュガーデンなど。

    家にもまだ読むべき本がたくさんあるのですが、又増えました。

    それは森の中にいるようで、幸せなことに思うのです。  

    

                                

             Greenarchlogo_big_3              

            「グリーンアーチ」のホームページはこちらへ。            

                 人気ブログランキングへ   どうも有難うございます

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月26日 (土)

スマイルコレクション*牧野富太郎氏

          

       003

      

        素敵でしょう・・・この満面の笑顔。 

        牧野氏がつけた学名のボウブラを前にして最高の笑顔です。

        

              牧野富太郎氏の3冊の本。

        どれも手元において置きたいと思ったくらい、強く惹かれたのです。

        

          002

                     

             好奇心一杯の目、そして深い。

             イケメンですよね。 (゚▽゚*)

              

         004

                       

        この写真は「お化け」というタイトルが付いています。

        杉の間からお化けをしている富太郎氏。

        茶目っ気たっぷり。

                       

             005

                      

           この写真も大好き。 自然体・・・

           オニバスの幼株を首に掛けて。 77歳! すてき!

                       

        001

         

        本の紹介文によると、20歳の頃の写真も笑っているそう。

        明冶15年頃の写真で、笑顔で写るというのは珍しいとのこと。

        そして年を重ねるごとにもっと福々しく素晴らしい笑顔になっていく。

        その答えは、植物との人生。

        植物を愛し愉しみ、自分だけでなく他の人ともその楽しさを

        「お裾分け」したからと。

        植物と暮らすことが生きることと完全に一致していた稀有の人。

        日本の「植物学の父」 牧野富太郎氏は、「笑顔が似合う植物学者」

       

        1862年、土佐に生まれる。

        14歳で小学校の授業に飽き足らず自主退学。~

        22歳の頃、東京大学理学部植物学教室へ出入りする。

        1957年、95歳永眠。

                  

     約1,500種類以上の学名をつけ、収集した標本は40万枚。

     「牧野式植物図」というスタイルを確立。

     生まれ育った高知には「牧野植物園」があるそうです。

     是非、行ってみたい。

                            

       「私は植物の愛人としてこの世に生まれてきたように感じます。

        或いは草の精ではないかと、自分で自分を疑います。」 

                              - 自叙伝 -

                     

 

             Greenarchlogo_big_3           

         「グリーンアーチ」のホームページはこちらへ。            

           人気ブログランキングへ   どうも有難うございます。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月10日 (土)

100歳の詩人

    母から借りた柴田トヨさんの詩集。

        今年、100歳になられたそうです。

    一人の女性が、一生懸命生きてきた証のような詩。

    長い人生を生きてきたからこそ、紡げる言葉。

         

        あなたに Ⅰ

              

        出来ないからといって

        いじけていてはダメ

        私だって 九十六年間

        出来なかった事は

        山ほどある

        父母への孝行

        子供への教育   

        数々の習いごと

       

        でも 努力はしたのよ      

        精いっぱい

        ねぇ それが

        大事じゃないかしら

               

        さぁ 立ちあがって

        何かをつかむのよ

        悔いを

        残さないために

            

     ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

                          

             秘密

     

             私ね 死にたいって

             思ったことが

             何度もあったの

             でも 詩を作り始めて

             多くの人に励まされ

          

             今はもう

             泣きごとは言わない

                      

             九十八歳でも

             恋はするのよ      

             夢だってみるの

             雲にだって乗りたいわ

               

                

      柴田トヨさんの夢は、

      自分の詩集が翻訳され、世界中の人に読んでもらうこと。

                         (「くじけないで」飛鳥新社より)

                   

                                        

      ふたつの詩の最後の部分は、

      何回読んでも、強いエネルギーを受け心が揺さぶられます。

    

                     

                Greenarchlogo_big_3                  

           「グリーンアーチ」のホームページはこちらへ。     

          人気ブログランキングへ  応援を有難うございます

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年9月20日 (火)

「90歳。生きる喜び 学ぶ楽しみ」

       005

                

               昨日は、敬老の日でしたが、

       清川妙さんは、90歳。

       素晴らしいでしょう。

                

       何年か前に、『84歳。英語、イギリス、ひとり旅』というタイトルに惹かれ

       『ほほ笑みのある暮らし』など、何冊か夢中になったことがある位、

                心にしっくりとくる文章。

       

        先月、話の折に、ふとお客さまが清川さんの名前を呟いたのです。

        あ、どこかで聞いたことがある・・・と、すぐに思い出しました。

        『しばらくぶりで又、本が出たのですよ。

        90歳になられてもお元気で・・・』と。

        2冊紹介して頂いた本を、すぐに購入しました。

        「90歳。生きる喜び 学ぶ楽しみ」 「兼好さんの遺言」

        

        それから「おてんば88歳。喜び上手の生きかたノート」

        「今日から自分磨き」

        読み進めるのがもったいない位に、嬉しく心地よい本。

        どれも心に優しく染入っていく。

        誠実で、楽しくて。

        新しいことへの挑戦があって。

        毎日を丁寧に、生きている。

        素晴らしい90歳。

          

        何年かぶりでお会いしたような懐かしさ。

        以前読んだときに、【花笑み】という素敵な言葉も、教えて頂いた。

        文章の向こうから、温もりや優しさが伝わってくるようで。

        90歳になっても、まだ現役で仕事をこなしている。

        月に何回かは講義で教室に立つ。

        旅もする。

                  

              001      

                    ブバリア、ワレモコウ、ユキヤナギ

                           

   “今日のイギリスにおけるいちばん年寄りの

   (そして一番魅力的で、人を勇気づける)働く女性」と

    夕刊紙に紹介されているのは、90歳の現役社長秘書、ミス・ジョーンズだ。

    「私、できるだけ長く、この仕事を続けたいわ。

     私の頭はまだ充分働いているし、社長も私をやとっていて、

     けっして損はしないと思うわ」

    「すこしは仕事がのろいかもしれないけれど、がまんづよく、

     こつこつやればいいのよ」 ”         (“ ” 引用)

 

     清川先生は、この新聞の切抜きを73歳で見て、

     90歳まで私も現役で働きたいと、記した。

     そして、90歳の今もその希望通りに働いている。

     ゆっくり、ていねいに、

     「存命の喜び」を感じながら、一瞬一瞬大切に生きていく・・・

    

     90歳の清川先生をお手本にして、

     90歳のアロマセラピストとインストラクターを続けられたら・・・

           

           それは、夢のように幸せなことですね。

                       

       004                      

              

        白寿は99歳のお祝い。

        紀寿は、百歳、一世紀を生きたお祝い。

        長寿、という観点からのエリートとある。

        「敬老の日」を迎えた皆さまが、

        益々、お元気で年を重ねていきますように。

        

        

               

          宮の森アロマテラピーサロン&ハーバルクラブ        

    

              Greenarchlogo_big_3                                       

          「グリーンアーチ」のホームページはこちらへ。

        人気ブログランキングへ  どうも有難うございます 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月 9日 (金)

90歳のメッセージ

   

   サロンと講座が続いたので、

   ほとんど毎日打っているブログをお休みしました。

   2日綴らないと、スムーズに進まないものですね。

   何でも毎日続けるというのが、いかに大切かがわかります。

   

   宇野千代さんの言葉にもそんなことが書いてありました。

   とにかく毎日机に向かって書くことが大切であると。

            003_2

   50歳でご主人に先立たれて以来、

   ひとり暮らしを続けている三津田富左子さんの

   【50歳からの楽しい楽しい「ひとり時間」】 というタイトルに惹かれました。

             

   “新聞に投稿するのがライフスタイルの一つとばかりに、

    私は五十余年、投稿を続けているのだが、

    しょっちゅう新聞に載る私の投書をスクラップしていた方がいて、

    「~中略~7年前の投書を読んだのが最後ですが、お元気かしら」

    と、朝日新聞に手紙を出してくださり取材を受けたのである。”

    そして、このことがきっかけで88歳で初めて本を出版したそうです。

          

    それが評判良く、90歳で2冊目も出すことになった・・・。

            

    “「人生は死ぬ瞬間まで、何が起こるかわからない」のである。”

     

     何だか、ワクワクしてきますね。

    “「夢」や「希望」は、年を取ったからといって、

    想い出と共に過去に置いてくるものではない。

    人生を生きていく最良の仲間として、いつまでも追い求めたい。”

                    

   004_2 

                             サルビア

                            

     共感できる素敵なメッセージがたくさん詰まっている本です。

                                    

                        

                         人気ブログランキングへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月29日 (火)

「坂の上の雲」 司馬 遼太郎

  先日、NHKで放映されていた「坂の上の雲」

  ちょうど1巻を読み終わったところで、初めてテレビを見ました。

  秋山真之・・・本木雅弘、  好古(よしふる)・・・阿部寛

  正岡子規・・・香川照之

  他のキャストも、なかなか合っているわ~。 (゚ー゚)

  原作のイメージとかけ離れてしまうと嫌だけれど、これは良い感じでした。

  テレビはほとんど見ないので、情報が疎かったのですが、

  次回の放送は、来年の12月とか・・・え~そうなの~。 w(゚o゚)w

  1回目から見れば良かった~。

  でも、NHKの事だから再放送をするでしょう。

  (2009、2010、2011年で3部構成)

  

      本は、8巻まである長編。

      年越しで読む本があって嬉しい。   

      司馬 遼太郎は、初挑戦。

      歴史ものも避けてきたし、何巻もあるので・・・ね。 (^-^;

              

      でも、良い情報や刺激にはなるべく反応しようと思っている・・・。

      これは、Hさんからの信号をキャッチしました。 (゚▽゚*)

        

      面白い。

      さすが司馬 遼太郎ですね。 

      明治初頭の混乱期、四国・松山出身の3人を通して、

      大きな波の勢いと共に変貌していく日本を描いている。

      それまでの価値観を覆す新しい価値観。

      震える程の勇気と、新しいものに体当たりしていくエネルギー。

      新年にかけて、潔い決断と新たな挑戦に力を与えてくれる本。

                  

      ところで、松山出身の人、益々注目です。

      宮尾登美子、宮尾朱門、坂東眞砂子、広末涼子・・・

      そして、坂本竜馬。

      この地は、風光明媚、温暖でのどかな土地柄。

      四万十川の清流のようでいて、

      情熱さも持ち合わせている人物が多いという、印象。

      環境は人を創る・・・。

            

      “春や昔 十五万石の城下かな”   子規

               

  当時東京は、今よりもっと遠い憧れの地だった事でしょう。

  “「出たい出たい。どうにもならんほど あしは東京に出たい」” と、子規は言う。

  遠い地方に住んでいたからこそ、希望を胸に東京での生活を送ったといえる。

          

  この文章も好きです。    

  “小さな。 

  といえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。

   (中略)

  とにかくこの当時の日本人たちは精一杯の智恵と勇気と、

  そして幸運をすかさずつかんで操作する外交能力のかぎりをつくして

  そこまで漕ぎつけた。

  いまからおもえば、ひやりとするほどの奇蹟といっていい。”

                    

       明治という、つい百数十年程前の時代。

       小さな島国に住む当時の日本人のひたむきさに想いを馳せる。

                            

       では、2巻目の続きを読み始めます・・・。

       来年は、歴女か? (*^.^*)

      

       私の《お薦め信号》も、誰かがキャッチしてくれますように・・・。

                                     

                     

                         

             人気ブログランキングへ どうも有難うございます

        

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月26日 (土)

「秘密」 東野 圭吾

      本屋さんの平棚に何冊も並んでいる東野 圭吾氏の本。

   すごい人気ですね。

   初めて読みました。 あんまり怖くなさそうなものを・・・。

       

   「秘密」・・・10年前の作品で、文庫本は37版を重ねている。

   サスペンスというより、ファンタジー寄り。

   じわじわっと、切なくて最後に泣ける小説です。 

              

         実際にこんな事は、有り得ないような話ですが、

         自分がもう一度、高校生の身体に変わって、

         意識は今のままだったら・・・と想像すると面白い。

                        

   主人公の直子は言う。

   「若い頃にもっと勉強しておけば良かった。」

   「あたしが嫌なのはね、自立できない女が、

   仕方なく主婦におさまっているっていう構図なの。 

   男にしがみついているしかない人生なんて、惨めだと思わない?」

   「あたしは藻奈美の代わりに自立できる女になろうと決心したの。」

   と、医学部を目指して必死に勉強していく。

                

          私なら、医学部は目指さないけれど、

          もっと夢に向って突き進んだかな・・・?。

          でも、2度同じ年齢を今の意識のまま生きたいとは思わない。

          若さって、未完成の柔らかい良さがあるから。

   

         001         

                 ビバーナム・ティナス、ヒムロスギ、リボングラス

                    

   映画は、広末涼子、岸本加代子、小林薫でした。

   広末涼子さんは、一時バッシングされたけれど、

   あの独特の透明感は、他の女優さんには出せない。  

   監督・・・滝田洋二朗。 あ、「おくりびと」の・・・ 納得。 

          

                          

              人気ブログランキングへ どうも有難うございます

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月15日 (火)

「模倣犯」 宮部みゆき

    以前から読んでみたいと思っていた本。

    とても分厚くて、2冊もあるので躊躇していた。

    宮部みゆきさんの本は、面白くて止まらなくなる。

    ・・・という事は、こんなに分厚い本は危険。

    他の事がストップしてしまうから。

        

    それからサスペンスとか犯罪物は怖いので、

    日常生活に引きずると困るというのも、理由の一つ。

    でも覚悟を決めて、読み始めた。

    最近は、のほほ~んとした本が多かったせいか、緊張感にあおられる。

    この先はどうなるの、と目が離せない。

    とっても怖い人間像が描かれている。

    そして、その悪人から対極にある

    《普通に暮らしている善い人》も登場している。

    だから読んでいて、濁ったものが中和され少し落ち着くのです。

              

         平和な毎日を送っていると、こんな落とし穴がある事を忘れてしまう。

    最近のニュースでも、「島根の女子大生殺人事件」がまだ未解決。

    現実の世界でも、この本と似ているような事はたくさんある。

             

    登場人物が多いけれど、プロフィールが書き込んであるので、

    其々の立場で感情移入しやすい。

    ピースというニックネームの仮面に隠された本当の姿。

    ヒロミとカズとの関係。

    3人の中心人物を取り巻く人々。

    そこには、平凡だけれど一生懸命に生きている姿がある。

    何の落ち度もなく、ある日突然犯罪に合ってしまった若い女性。

    残された家族の思い・・・。

    色々な角度から、ストーリーは進む。

    最終章に出てくるカズの恩師の言葉が、温かい・・・。

    カズに対する不条理で無念な気持ちを救ってくれました。

    心にどんよりとした重い石を感じると共に、

    澄んだ美しい貝殻も残りました。

              

         余韻に任せてDVDも観ましたが、タイトルだけが同じものでした。

    映画化で、変更があるのは判るけれど、

    譲れない部分や大事なテーマが見えなかったのが残念・・・。

    

     

                         人気ブログランキングへ

    

    

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年11月11日 (水)

「デッドエンドの思い出」*よしもとばなな

  

  その本は、一面にイチョウが輝いていて、無邪気な子供の姿がある。

  誰もが経験してきた懐かしい時間。

  風に舞っている1枚のイチョウの葉。

  それに誘われるように、ページをめくった。

  

              5つの物語。

            どれも心にぴったり寄り添う。

            優しく、うっとりと・・・そして切なく。

            

      毎日許しがたい残虐な事件が報道されている。

      島根の女子大生、整形して逃亡していた市橋容疑者。

     34歳の詐欺の女(性)・・・。

     人の心や身体を傷つける、自己中心的な事件が続くと、

     心の奥底に不気味な黒い闇のようなものを感じる。

     同じ人間として、信じ難い思い。

     ここまで平気で、出来るものなのか。

     本能だけで、行動している。

     人が人であることの大切な高次機能は、ひとかけらも感じられない。

             

       この本は、それと対極に位置する。

       ほっこりとあたたかい・・・。

             

       純粋、素直、幸せ、愛情、星の輝き、ゆるやか・・・

       こんなキーワードが正面から向けられると、

       少し照れくさく、今更という感じで、使われなくなっている日常。

       だから、新鮮に感じる。

       もっと大切にしたい。

       どんどん使いましょう。

      

       子供の世界には、たくさんあったもの。

       その意味も知らずに、そこに浸っていた。

       大人になればなる程、遠のいていく。

       人と人が支え合って生きている素晴らしさ。

       幸せは特別な日にあるのではなく、

       何気ない日々の積み重ねが、幸せを創り出している。

               

       あとがきに、

       “私はこの本の中の「デッドエンドの思い出」という小説が、

       これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。

       これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。”

       とありました。

                

          002

       

       この秋は、色々な場所で紅葉を愉しみ、

       その美しさが充分、心に焼き付いていました。

        

            ・・・銀杏が引き合わせてくれたのですね。

  

                

                          人気ブログランキングへ 

       

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧