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2012年1月12日 (木)

邂逅の謝念

                 

      一冊のスケッチブックが出てきました。

      高校卒業の時、先生に書いて頂いた言葉が綴られています。

      いつもは苦手な職員室でしたが、何日かに渡り、勇気を出して

      担任の先生、他17人の先生にお願いしたのです。

      

    

      数十年も仕舞ったままになっていたけれど、

      今、この年齢で読み返すと、心に深く染入っていく。

                

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      一人の生徒に、こんなにぎっしりと丁寧に。

      まず、そのことに驚き、感謝の念に駆られる。

      後に、学院長に就任された岡谷先生から。

           

      この大切な言葉を、10代の私はどう受け取ったのでしょうか。

      卒業記念のサイン帳には似つかわないような長い文章。

      確か、その場ではなく次の日に受け取りに行ったと思います。

      お忙しい中、こうして切々と書いて頂いたことに、胸が熱くなりました。  

      

       《遭(あ)い難くして 今遭うことを得たり。

       聞き難くして すでに聞くことを得たり》 親鸞

             

       亀井勝一郎さんは、これを邂逅の謝念といっています。

       人間が一個の人間として形成されるのは、

       ただ自分自身の力だけに基づくものではなく、

       必ず自己を形成させてくれる外部の原因というものがあり、

       その中で最も直接性を帯びるのは、

       自分の先生、先輩、友人、仲間といった身近な人間関係であり、

       そこに成立する邂逅である。

               

       ・・・(中略)求めるもののないところに邂逅ということは起こりえない。

       これは人間関係だけでなく、書物によっても同じことが可能である。・・・    

       (中略)

       あなたの瞳は、いつも何かを求めています。

       あなたの中に躍動する生命の息吹は、何時も何かを求め、

       何かを創造しようとしています。

       何かを求めれば、何かが得られるはずです。

       純粋な気持で、謙虚な気持で前途をみつめましょう。

       そして心をゆさぶるような人との、

       書物との出会いを大切にしてほしいと思います。

        

               

           先生、今やっと分かるのです。

           この言葉を頂いてから30数年過ぎて・・・。                  

           今まで出会った人、書物、自然から得たもの。

           求めれば、出会う。

           迷えれば、答えが見つかる。

            

           そう、このスケッチブックのように・・・。

           開けば、そこに恩師の声が聴こえる。

                  

                  

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