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2009年4月15日 (水)

「御茶ノ水」の小さな旅*御衣黄桜

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30年前、御茶ノ水駅前にあった「ディリークイーン」というファーストフードのお店で

バイトした時の友人と3人で集まりました。

御茶ノ水は、明大、理科大、駿台予備校、お茶美、文化学院、アテネ・フランセ・・・。

楽器店、スキー用品店、古本屋さんなどが多く、独特の空気を醸し出している学生街。

  「日本のカルチェ・ラタン」とも呼ばれています。

  神田川とホームを挟む聖橋。 向こうは秋葉原。

 

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  LEMONへ。

  間口は狭いですが、奥行きが長く居心地の良いお店。

  学生街だからでしょう、量もたっぷりのイイダコのトマトソースパスタを頂きました。

  LEMONは、駅沿いの「LEMON 画翠」が画材専門店としての歴史を持っています。

  油絵の具や、輸入のきれいな色鉛筆、店内を眺めているだけでも愉しかった・・・。

  包装もシンプルでデザイン性が高かったので、包みを持つだけで美学生気分。

  芸大の浪人生が大きな画板を抱えている姿は、今でも印象に残っています。

           (ガロの「学生街の喫茶店」はこのお店がモデル。)

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       お気に入りの紅茶専門店やバイト先は今はなく、

       LEMONや多くのビルも新しくなってしまったけれど、

       「ニコライ堂」は昔のままに、迎えてくれました。

       設計はコンドルが手がけ、ビサンティン様式の美しい教会。

       屋根のドーム型と色に惹かれ、道端で油絵を描いた事を思い出しました。

         ・・・あの絵はどこにいったのでしょう?

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  聖橋を渡って、「湯島聖堂」へ。

  (ちなみに「ひじりばし」は、湯島聖堂とニコライ堂の2つの聖堂を結ぶ事から名がついたそうです。)

  湯島聖堂は、元禄3年、5代将軍徳川綱吉が儒学の振興を図るために建立。

  「日本の学校教育発祥の地」で、合格祈願の為に参拝する受験生が多い。 

  緑豊かな落ち着いた空間で、ちょうど漆を塗り終えた時期でした。

  その漆黒と屋根の濃い青磁色、晴れ渡った空、風に揺れる新緑の木々が、

  見事に調和して圧倒的な存在感を現していました。

      もちろん願うは、長男の受験。 絶対、ご利益あるわ~。

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   水彩画を描いている年配の方が多かったです。外でスケッチ良いですね。

   次は「神田明神へ。

   湯島聖堂の無言の静謐さと変わって、こちらは朱赤の柱が眩い賑やかな所。

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    甘酒が有名な天野屋さん。

   店内は昭和レトロな雰囲気で、時計や切子ガラスが飾られています。

   小さなお庭に涼しげな緑や、しつらえがあり心が和みます。

   時間が止まっているかのような・・・。

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   地下にある土室からの糀から作っているというだけあって、

   本当に美味しい甘酒でした。

   コクがあるのに甘味がくどくなく、さっぱりとしています。

   アイス甘酒もお薦め。   

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    最後は「柳森神社」へ。

   ここの目的は「御衣黄桜(ぎょいこうさくら)」を見ること。

   上品な色合いが、貴族の衣の萌黄色に似ている事から、名がついたという桜。

   本来は、もっと緑色だそうですが、満開になるにつれて白っぽくなり、

   ピンクに染まるそうです。

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 ソメイヨシノより開花が遅く、たぶん咲いているという期待に、見事応えてくれました。

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   今年初めて見た桜。

   そして「御衣黄桜」という緑色の桜があるというのも初めて知りました。

   陽射しも斜めに傾いて、

   満開で待っていてくれた桜を一層美しく照らしてくれました。

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     夕暮れと共に3人の小さな旅も終わりです。

     30年前はバイト先だけの往復で、気づかなかった景色がありました。

     変わった場所、変わらない場所・・・。

           私たちも変わったところと、変わらないところと・・・。

     

     今日の陽の光と同じように、

     角度が変わって、きれいに見えることがたくさん増えていく・・・。

             

             30年前もたくさん笑い転げていて、

             今もたくさん笑える事に感謝しつつ・・・

                     

                 

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